トラスは軸力しか生じないから強い

トラスは軸力しか生じないから強い

トラスの特徴はその基本的な構造が三角形の原理を利用したものとなっており、非常に強い耐久力にあります。
この形状では基本的に頂点の部分に力が加わるようになっており、さらにその力が軸の部分に分散し全体的に支える構造となっていることから、その他の形状に比べて非常に耐久性が高いものとなっているのが特徴です。
一般的に建築物は長方形の様々な構造物が基本となっており、それぞれの頂点の部分が荷重を支える重要なポイントとなっている場合が少なくありません。
そのためこの頂点の部分で十分にこれらの荷重を受け止めることが必要となり、その強度を高めることがポイントとなっています。
しかし、トラスの場合には接合部にかかる力が軸に分散するため、この軸力に注意をすれば良く、そのために耐荷重性が高いのが特徴です。
トラスは接合部はピン接合となっているため、この部分で大きな力を受け止める必要がありません。
離れないようにするだけの強度を持っていれば良いため、一般的な構造体とはその原理が異なっています。

トラス構造の基本となる三角形の特徴とは何か

トラス構造は三角形のメリットを最大限に生かしたものとなっており、これを理解するためにはその物理的な特徴を知ることが非常に重要なポイントとなります。
一般的に建築物を設計する場合には、様々な部分の強度を十分に考慮することが大切ですが、特に最も大きな力が加わる接合部分の強度を高めることが重要なポイントとなっています。
しかしそのためには様々な部品を使用しなければならず、さらにこの部品が増えるほど支える部分の特徴が増えることになり、緻密な設計を行わなければなりません。
トラスは簡単な構造でありながら、非常にその強度が高いことが知られています。
そのポイントは、三角形が非常に安定したものとなっていることによります。
頂点の部分に力が加わった場合、これがそれぞれの辺に分散することで接合部分に加わる力を和らげるものとなっており、大きな荷重を受け止めることができます。
そのため、これを複数配置することでより堅牢な建築物を作ることができるようになっていることから、様々な場面で利用されているのが特徴です。

著者:高浜一広

筆者プロフィール

愛媛県今治市生まれ。
建築会社を経営しています。
この知識を生かしてトラスの記事を書いています。